狼様の愛のカタチ理論





「……っ」

頭が真っ白になって、涙も自然に止まると


唇がそっと離され、間近で見つめ合い…











「……ん」


再び、唇が重なった―…


最初とは違う、熱くて深い。情熱的なキス


頭の中がボォーとして、身体が浮いてしまうようなキスに思わず目を閉じると、更に深くなっていき―…



「う…んっ」


無意識に出てしまう恥ずかしいくらいの吐息が扇李を受け入れてる


こんなキス、初めてで…初めてなのに身体が気持ちって感じていて


扇李の服を握ると、名残惜しそうに扇李が唇をはなし


ギュ―…


「…あっ」


私の身体を力強く抱き締めた


隙間がないくらい強く抱きしめられて、ドキッ、ドキッと心臓が激しく動く



< 397 / 550 >

この作品をシェア

pagetop