狼様の愛のカタチ理論







「………」


「……………」

「……」


二人がいなくなったあと、その一部始終をみていた三人は言葉を失ったかのように消えた行った二人をただ唖然とみていた



「はぁ…全く、扇李には手をやきます」

「……」


「ここ最近、機嫌が悪く久しぶりに公務をこなしていたら、これですか…」


はぁっ、とため息をつくサイさんはなんだか疲れてる様子で右汰と左汰は苦笑い


「全く…あの二人には素直になって欲しいです」


「それは私達も思います。もどかしいです」


そう言う左汰にサイさんは顔をあげてキョトンと首をかしげた

「え?右汰と左汰も…ご存知で?聞いたのですか?」


「「…?」」


「…?」













"……………"の長い沈黙のあと、三人が不適に笑ったのは誰もしらない






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