狼様の愛のカタチ理論
愛のカタチ
――――――……
「………」
「…悪い…無理させ過ぎた…」
長い長い行為が終わり、やっと離してもらえたのは月が高く登り下り始めたころだった
身体はもうガクガクでやっとのことで終わった行為に必死に息を整えながら
私は扇李に抱かれるように横になっていた
そんな中、扇李は私の額の髪をあげながらそんなことを言い
首を横に振ればフッと鼻で笑うような声が聞こえる
「そうか…」
「…う…ん」
「なら、良かったか?」
「よか…っ」
良かった…だなんて!
そんな恥ずかしい台詞に顔を赤くすると、からかうように笑う扇李が私をギュとさらに強く抱きしめる
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