狼様の愛のカタチ理論






―――――……



それから私は部屋にもどり、ここを出るための準備を整えた


バッグに必要最低限のものをいれ、私の両親の写真と院長様と子供達で撮った集合写真も


そして、子供達に気付かれないように色々な場所を掃除して


朝起きたら皆が、ご飯を食べれるように朝食を作って、施設内をくまなく散歩をして沢山のことを思い出してた



どれも、暖かい思い出ばかりで、絶対に忘れない


そう、心に強く刻み、空が明るくなり始めたころ、私は施設を出て門の鍵をしめ、門の前で座りながら迎えを待った


太陽が昇る前、ってだけで、ちゃんとした時間を言われなかったから…


明るくなり始めて、すぐに、こーして、ただ…迎えが来るまでボォーとしていたかった






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