狼様の愛のカタチ理論

「あー、そんなに怖い顔をするなって…な？」

「…………」


「確かに最初は人間が嫌いだったから、扇李の花嫁に意地悪はしてたけど…今はそんな気持ちはない。だから、好きなくせに素直になれない友のために手をうったまでさ」


「………」

「感謝しろとは言わないけど、俺の花嫁にすれば妬いた扇李が気持ちを言うかなってさ…現に俺があぁしたからお前ら上手くいっただろ？」



呉羽がそう言うと、扇李は呉羽の手を払い


はぁっとため息をはく


「それは、否定しない。だが、あいつは俺のだ…しかもキスまでしただろう」


「え？なに、扇李が本当に怒っていたのはそこ？」


「……」

「しょうがないだろ？本気で求愛して花嫁にしないと、扇李は信じない」


得意気に言う呉羽にはわかっている


扇李のそーゆう感はするどいから、本気じゃないと奴は素直にならないと




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