狼様の愛のカタチ理論
付き合いがながいのは、良いことか悪いか…わからない
そう二人は思う
「まぁ、とにかく!彼女は俺に気はないんだから許せって、な?」
払いのけられた手を再び回すと、扇李が睨みながら呉羽をみる
「そんなの当たり前だ、もし気があったら、お前をどうするかわからない」
「あー…はいはい。溺愛してるのはわかったよ。もう手は出さない。だから今回は許せ、あの時脅したことや色々と」
「………」
「頼むよ、扇李」
「まったく…お前は…わかったら、取り敢えず離せ」
肩を揺すり、再び払い扇李は近くのソファーにドカッと腰をおろす
「さすが、扇李は心が広い。彼女にもそーゆう風に接しろよ?お互い気持ちが分かったんだから、色々と遠慮しないでさ」
「余計なお世話だ」
顔をそらす扇李に呉羽は薄く笑う
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