狼様の愛のカタチ理論







人間界には二度と帰れない


それを言葉として言われると、とても悲しいけど


迷わないって、決めた私には不思議とそんなこと怖くない…



そして、目をつぶっていると、とても暖かい風が私を突き抜けたのが分かった


そして今度は、少し冷たい風がふいて、耳に何か小鳥のさえずりが聞こえて来て…














「沙優様、着きました」


時間で言えば、本当に一瞬だったと思う


サイさんの声が聞こえて、そっと目を開けた先には…









「………え?」


思わぬ光景に私は自分の目を疑った―…



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