放課後は、秘密の時間…
市川君に惹かれてしまった時点で、あたしは大也の傍にいちゃいけなかったんだ。
それにもっと早く気がつけたのなら……
大也に、こんな辛い思いをさせることもなかったの……?
大也のこと、好きだよ。
今でも、すごく大切に想ってるし、傍にいると誰よりも安心できる。
でも、市川君のことも好きなの。
自分じゃ、どうしようもないくらいに……
すれ違うだけで胸がときめくのも、何気ないたった一言に嬉しくなるのも。
大也じゃなくて……市川君なんだ。
市川君の存在は、いつの間にか大也よりも大きくなっていて。
この先、大也のそばにいても……
あたし、市川君以上に大也を想える自信なんかない。
――だから……
「あたし達、別れよう……」
「ダメだ」
「大也っ……」
「ダメだっ!それだけは、絶対に」
声を荒げて、大也はあたしの体をもう一度強く抱きしめた。
あたしが、どんなに言っても……
大也が首を縦に振ることは、ついになかった。
それにもっと早く気がつけたのなら……
大也に、こんな辛い思いをさせることもなかったの……?
大也のこと、好きだよ。
今でも、すごく大切に想ってるし、傍にいると誰よりも安心できる。
でも、市川君のことも好きなの。
自分じゃ、どうしようもないくらいに……
すれ違うだけで胸がときめくのも、何気ないたった一言に嬉しくなるのも。
大也じゃなくて……市川君なんだ。
市川君の存在は、いつの間にか大也よりも大きくなっていて。
この先、大也のそばにいても……
あたし、市川君以上に大也を想える自信なんかない。
――だから……
「あたし達、別れよう……」
「ダメだ」
「大也っ……」
「ダメだっ!それだけは、絶対に」
声を荒げて、大也はあたしの体をもう一度強く抱きしめた。
あたしが、どんなに言っても……
大也が首を縦に振ることは、ついになかった。