放課後は、秘密の時間…
「それじゃ、いただきます」
早速箸を持って、市川君は卵焼きを口に運んだ。
「……どう?」
市川君好みの、甘い卵焼きになってる?
「………」
どうして、何も言ってくれないの?
美味しくなかった?
「ごめんね……口に合わなかった?」
「逆」
「え?」
「感動して、言葉出なかったの」
「?」
「だから、すげー美味しいってこと!」
……ホントに?
確かめるように市川君を見ると、満面の笑顔が返ってきた。
「本当!メチャクチャうまい!」
「良かったぁ……」
――頑張ったかい、あったかな?
実は今日、このお弁当のために、かなり早起きしたんだ。
病み上がりの市川君のために、栄養あるもの作らなきゃって思って……
いつもの何倍も時間をかけて、料理したんだよね。
早速箸を持って、市川君は卵焼きを口に運んだ。
「……どう?」
市川君好みの、甘い卵焼きになってる?
「………」
どうして、何も言ってくれないの?
美味しくなかった?
「ごめんね……口に合わなかった?」
「逆」
「え?」
「感動して、言葉出なかったの」
「?」
「だから、すげー美味しいってこと!」
……ホントに?
確かめるように市川君を見ると、満面の笑顔が返ってきた。
「本当!メチャクチャうまい!」
「良かったぁ……」
――頑張ったかい、あったかな?
実は今日、このお弁当のために、かなり早起きしたんだ。
病み上がりの市川君のために、栄養あるもの作らなきゃって思って……
いつもの何倍も時間をかけて、料理したんだよね。