放課後は、秘密の時間…
「――先生、着いたよ。鍵、持ってるだろ?」
あたしよりも少し先を歩いていた市川君が、足を止めた。
いつの間に着いたんだろ……
全然気がつかなかった。
小さな穴に預かった鍵を差し込むと、錆びた鉄のドアが鈍い音を響かせて開く。
倉庫というだけあって、中は十分に広いみたい。
「うわ、まっくら……電気、電気。スイッチどこ?」
足元に注意しながら、そろそろ歩いてると、
「え?」
ギィィ……
扉が閉まる音と同時に、急に視界が真っ暗になった。
「ちょ……何?」
電気もつけてないのにドアが閉まっちゃったら、何にも見えないじゃない。
どうして急に閉まったの?
あんな重い鉄のドア、勝手に閉まるようなものじゃないのに……
なんて考えても仕方なくて、あたしは手探りでスイッチを探した。
だけど、鉄の壁のひんやりとした感触が指に残るだけで、それらしきものは全然見当たらない。
そういえば……
市川君はどこにいるんだろう?
一緒にここに入ったよね……?
「ねぇっ、市川君っ?いる?」
あたしよりも少し先を歩いていた市川君が、足を止めた。
いつの間に着いたんだろ……
全然気がつかなかった。
小さな穴に預かった鍵を差し込むと、錆びた鉄のドアが鈍い音を響かせて開く。
倉庫というだけあって、中は十分に広いみたい。
「うわ、まっくら……電気、電気。スイッチどこ?」
足元に注意しながら、そろそろ歩いてると、
「え?」
ギィィ……
扉が閉まる音と同時に、急に視界が真っ暗になった。
「ちょ……何?」
電気もつけてないのにドアが閉まっちゃったら、何にも見えないじゃない。
どうして急に閉まったの?
あんな重い鉄のドア、勝手に閉まるようなものじゃないのに……
なんて考えても仕方なくて、あたしは手探りでスイッチを探した。
だけど、鉄の壁のひんやりとした感触が指に残るだけで、それらしきものは全然見当たらない。
そういえば……
市川君はどこにいるんだろう?
一緒にここに入ったよね……?
「ねぇっ、市川君っ?いる?」