放課後は、秘密の時間…
言葉を言い終わらないうちに、市川君はあたしのスーツのボタンを外し始めた。
「いやぁ……んん……」
「声出さないでよ、先生」
深いキスは、あたしの頭を真っ白にしてしまう。
いやだって言いたいのに、彼を押しのけたいのに。
何もかもがわからなくなってくる。
市川君の制服から漂う甘い香りがあたしを包んで。
彼の息遣いさえ、やけにリアルに聞こえる。
それぐらい密着してるっていう現実が、あたしの心臓をものすごい速さで動かしていた。
市川君はスーツの上着を広げると、荒々しい手つきのまま、シャツの一番上のボタンへと手を伸ばした。
「んんっ!!」
「暴れないで」
「いやっ」て言ったつもりの言葉は、くぐもった声として響くだけ。
市川君と机の間に挟まれたあたしの身体は、少しも自由にならない。
「抵抗したって無駄だよ。絶対逃がさない」
いや……
怖い。
こんなの、悪い夢だって思いたい。
いつもみたいな、イジワルなんかじゃない。
市川君は本気で、本気であたしのこと……
――いやっ……!
「いやぁ……んん……」
「声出さないでよ、先生」
深いキスは、あたしの頭を真っ白にしてしまう。
いやだって言いたいのに、彼を押しのけたいのに。
何もかもがわからなくなってくる。
市川君の制服から漂う甘い香りがあたしを包んで。
彼の息遣いさえ、やけにリアルに聞こえる。
それぐらい密着してるっていう現実が、あたしの心臓をものすごい速さで動かしていた。
市川君はスーツの上着を広げると、荒々しい手つきのまま、シャツの一番上のボタンへと手を伸ばした。
「んんっ!!」
「暴れないで」
「いやっ」て言ったつもりの言葉は、くぐもった声として響くだけ。
市川君と机の間に挟まれたあたしの身体は、少しも自由にならない。
「抵抗したって無駄だよ。絶対逃がさない」
いや……
怖い。
こんなの、悪い夢だって思いたい。
いつもみたいな、イジワルなんかじゃない。
市川君は本気で、本気であたしのこと……
――いやっ……!