放課後は、秘密の時間…
そう思ったのが顔に出てたのか、市川君はくすくす笑った。
「この前、先生が男といるとこ見てさ、思ったんだよ」
男といるとこ?
それって、大也と味イチにいた日曜のことよね?
「俺も先生と一緒にメシ食いたいって」
「はぁ……」
「先生さ、俺の前じゃいつも怒ってるか泣いてるかのどっちかだろ?普通に笑ったとこなんか見たことないし」
「それは……市川君が、そういうことばっかりするからじゃない」
「まぁそうなんだけど。とにかく、俺もあいつみたいに、先生の色んな顔見たいって思ったわけ」
「それで、学食?」
「そう、学食」
なんか、よくわかんないや……
とりあえず、あたしとご飯を食べたい、ってこと?
首をかしげたあたしに、市川君は笑顔のまま続けた。
「俺さ、実は結構負けず嫌いなんだ」
「そうなんだ?」
「ほしいって思ったら、どんな手使ってでも手に入れたくなる性分つーか」
「ふぅん?」
「だから、絶対あいつから先生奪い取ってみせる」
――――!!
思わず、ガタンッと音を立てて立ち上がった。
やばい。
心臓が……ドキドキしてる。
「この前、先生が男といるとこ見てさ、思ったんだよ」
男といるとこ?
それって、大也と味イチにいた日曜のことよね?
「俺も先生と一緒にメシ食いたいって」
「はぁ……」
「先生さ、俺の前じゃいつも怒ってるか泣いてるかのどっちかだろ?普通に笑ったとこなんか見たことないし」
「それは……市川君が、そういうことばっかりするからじゃない」
「まぁそうなんだけど。とにかく、俺もあいつみたいに、先生の色んな顔見たいって思ったわけ」
「それで、学食?」
「そう、学食」
なんか、よくわかんないや……
とりあえず、あたしとご飯を食べたい、ってこと?
首をかしげたあたしに、市川君は笑顔のまま続けた。
「俺さ、実は結構負けず嫌いなんだ」
「そうなんだ?」
「ほしいって思ったら、どんな手使ってでも手に入れたくなる性分つーか」
「ふぅん?」
「だから、絶対あいつから先生奪い取ってみせる」
――――!!
思わず、ガタンッと音を立てて立ち上がった。
やばい。
心臓が……ドキドキしてる。