last.virgin
◆第4話◆
* * *
携帯のアラームが鳴る前に目が覚めて、両脇でスヤスヤと眠っている子供達を起こさないように、アラームの予約を解除して。
ゆっくりと身体を起こして、両手を上げてうんと延びをする。
そろりとベッドから降りて、眠っている子供達に毛布を掛け直し、手早く着替える。
なるべく音を経てないようにドアを開け部屋を出ると、リビングにソファーで眠っているエディさんと田村さんの毛布も掛け直し、キッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けて私がアパートから持ち込んできた食材を取り出し朝食の用意。
昨夜炊いたご飯が残っているからそれで雑炊でも作ろうか?
鍋を取り出し、ご飯とお水を足して火にかける。
お出汁の代わりに油をよく切ったツナ缶を入れて。
卵が欲しい所だけど生憎とそれは無いので冷凍のミックスベジタブルを入れてみる。
簡単だけれど彩り綺麗な洋風リゾットみたいな雑炊の出来上がり。
簡単な朝食も出来た所で私は顔を洗うべく、洗面所へと向かい、洗顔、歯みがきを終えると、坂口さんの寝室のドアを開け、そっと中を覗き込んでみた。
昨夜、お風呂を頂いた後に様子を見に来た時と同じ格好でスヤスヤと眠る坂口さん。
忍び足でベッドに近付きその寝顔の額にそっと触れてみる。
よかった。
もう熱は無いみたやね。
ホッと胸を撫で下ろし、額から手を離すと。
「………ん…」
ぴくりと坂口さんの眉が動いてゆっくりと瞼が開く。
携帯のアラームが鳴る前に目が覚めて、両脇でスヤスヤと眠っている子供達を起こさないように、アラームの予約を解除して。
ゆっくりと身体を起こして、両手を上げてうんと延びをする。
そろりとベッドから降りて、眠っている子供達に毛布を掛け直し、手早く着替える。
なるべく音を経てないようにドアを開け部屋を出ると、リビングにソファーで眠っているエディさんと田村さんの毛布も掛け直し、キッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けて私がアパートから持ち込んできた食材を取り出し朝食の用意。
昨夜炊いたご飯が残っているからそれで雑炊でも作ろうか?
鍋を取り出し、ご飯とお水を足して火にかける。
お出汁の代わりに油をよく切ったツナ缶を入れて。
卵が欲しい所だけど生憎とそれは無いので冷凍のミックスベジタブルを入れてみる。
簡単だけれど彩り綺麗な洋風リゾットみたいな雑炊の出来上がり。
簡単な朝食も出来た所で私は顔を洗うべく、洗面所へと向かい、洗顔、歯みがきを終えると、坂口さんの寝室のドアを開け、そっと中を覗き込んでみた。
昨夜、お風呂を頂いた後に様子を見に来た時と同じ格好でスヤスヤと眠る坂口さん。
忍び足でベッドに近付きその寝顔の額にそっと触れてみる。
よかった。
もう熱は無いみたやね。
ホッと胸を撫で下ろし、額から手を離すと。
「………ん…」
ぴくりと坂口さんの眉が動いてゆっくりと瞼が開く。