雪花狂乱〜不良少女は秘密をもつ〜
総長や幹部クラスがいる中央ど真ん中に向かう美朱さん。
あたしは美朱さんと離れ、とりあえずセンパイ達がいるところに行く。
「幸子遅いよ!」
「すいませんっ…」
「ほら、あんた用にソフトドリンクとってきてるんだから」
「ありがとうございます、」
センパイ達はなんだかんだいって、あたしに優しくしてくれる。
センパイ達を裏切ってるって思うと、なんか居た堪れない。
「あ、乾杯あるみたい」
「ほら、立とう!」
龍野 駿の挨拶と、乾杯により、いっそう盛り上がる。
あっついねぇ…。
なんて傍観者のようなあたしは、隅っこで一人。
センパイ達は男の元へ行ってしまった。