雪花狂乱〜不良少女は秘密をもつ〜




「ったく、しゃーねーな、」



頭をかきながら部屋を出て行く和巳。



本当に納得いったのだろうか…。




「あの野郎は、女とヤることしか考えてないのかよ」

「あははっ…」

「さっちゃんもいつ和巳に手を出されるかわかんねぇから気をつけてね?」

「はーい、」

「なー。まだパーティー始まんねぇーの?」

「てめぇは黙ってろ」

「ひでぇ!!」




もう、春陽はうるさいんだから…。




「和巳が女の身体求める理由知ってるから深くは言わねぇけど、相手を考えろって話だよな」

「もう仕方ないよ…」



和巳だって人間だもん。



人が恋しくなると、人肌を求めてしまってるんだから…。




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