雪花狂乱〜不良少女は秘密をもつ〜
繁華街に差し掛かり、大きな広場に停まる。
毎年、この日を見に来る若者もたくさんいるこの広場。
狂乱を知ってる人も、知らない人も、たくさん集まってる。
春陽はどこからか持ち出した拡張器で、話し出す。
『我々、日本極道連合・狂乱はこれからも日本のトップで有り続ける!』
「「「おおおおおおおお!!!!!」」」
『我々、日本極道連合・狂乱関東支部は、先代に捧ぐこの雪花狂乱の名の下に、正式にエンペラーへの宣戦布告を申し立てる!』
「「「おおおおおおおお!!!!!」」」
『関東No.1の座は、我らが頂く!』
「「「おおおおおおおお!!!!!」」」
春陽……。
「最後のは聴いてないっつーの」
「春陽、バカだもんね…」