雪花狂乱〜不良少女は秘密をもつ〜



都心から少し離れた、夜には誰も寄り付かないような荒地。




特攻服をきて、お互いに睨みをきかせてる狂乱とエンペラー。



人数では明らかに狂乱が不利だが、それは戦ってみないとわからない。




あたしは特攻服じゃなくて、いつもの雪兄のパーカーとジャージスタイルに、いつものようにキャップをかぶってる。



「和巳、どうする?」

「魔女のこと?」

「うん。あたし手合わせしてみたいな」

「んー。俺この前ヤったし、今日は雑魚どもを片っ端から片付けていくわ」

「りょーかい」

「あ、でも。お持ち帰りできるくらいにしといてな」

「…しないわよ…」



和巳、神楽愛理をお待ち帰りするつもりだったのか…。



< 274 / 358 >

この作品をシェア

pagetop