雪花狂乱〜不良少女は秘密をもつ〜



「な、ぎさん…」

「もう黙って」



そっと重なった唇。



ああ、凪さんだ…。



あたしの大好きな、凪さんだ…。




「幸子、」

「ん…」

「幸子……」



ぎゅっと、抱きしめ合う。



今あるこの温もりを逃がさないように。






ーーこれが、永遠じゃないとしても。





< 325 / 358 >

この作品をシェア

pagetop