雪花狂乱〜不良少女は秘密をもつ〜
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スーツの擦れる音。
衣服も、布団も、全てベッドの下。
生まれたままの姿で、二人抱き合う。
「あっ、」
「気持ちいい?」
「んっ、」
「どうした?」
「指じゃなくてっ…」
「そうか、」
凪さんが挿入ってきたのがわかった瞬間から、もうほとんど、なにも考えられてなかった。
ただ必死に、この温もりをかんじているだけ。
律動にあわせて、熱を逃がさないようにしがみつく。
この一瞬、この一瞬だけが、あたしの全てだった。
何度達したかもわからない。
でも随分と長い時間、繋がっていたんだと思う。
何度も、何度もも、あたし達は繋がった。