《短》条件付きかくれんぼ【完】

「‥は?」


「竜くん見ーつけた」


そう言って竜の事を指差す美雪。


「まだかくれんぼやってたのか?それより陽花と歩、知らねー?」


その言葉に美雪の眉がピクッと動いた。


「あぁ‥陽花ちゃんと歩くんなら昨日、私が捕まえたよ」


「はぁ?お前ってバカ?かくれんぼから離れろ」


「私は2人から商品を貰ったよ」


それでも続ける美雪にイラッとしたのか、竜は無意識のうちに睨んでいた。


「命をね」


この言葉を聞く前までは‥


< 29 / 53 >

この作品をシェア

pagetop