cloud×cloud【完】
「ただ純粋に子供たちに遊んでもらっていただけだよ。」
僕がそう言うと桜は肩をなでおろしたのがすっごくよくわかった。
この子は一体、僕が子供たちに何してると思ったんだろう?
僕ってそんなに悪く見えちゃうのかな?
「そーじ!!早く遊ぼーよっ!!」
すると子供たちが足にしがみついたり、
着物を引っ張ったり、体を押したりして遊ぶことを促した。
全く…ほんと好き勝手やってくれるなぁ…
べつにそうゆう所は嫌いではない。
「じゃ、壬生寺に行こっか!!」
僕のその一声に子供たちは歓声をあげた。