cloud×cloud【完】
「そうだなー。…あれ?
桜ちゃんは遊ばないの?」
沖田さんは木陰で座り込む私を見て言った
「えっと…は…」
「はい。」と言おうとした時、
子どもたちが私を期待の眼差しで見ていることに気がついた。
「…遊びます。」
その期待を裏切るなんて何とも思わずにできるはずがない。
私は仕方なしにそう答えた。
「やったー!!」
子どもたちは一斉に私に飛びついてきた。
べつに悪い気はしないかも…。