cloud×cloud【完】
「断ったよ。」
その答えにどこかほっとしている自分がいた。
つい「よかった」と言ってしまいそうになった自分の口をふさいだ。
「…嫉妬したの?」
沖田さんはそう言った瞬間に私を引き寄せ抱きしめた。
し…嫉妬!?
「そんなのしません!!」
そんなのするはずがない。
私は彼女でもなんでもないんだから!!
「…ふーん?残念だなあ…。」
言っていることが、からかわれているのか
本当のことなのかはよくわからなかった。