cloud×cloud【完】



なんか人の気配がするなーっ思ってたら、

少し離れたところに斎藤さんがいた。




私が声をかけるとその場でピタリと動きをとめ、

何かを考え出したようだった。



どうかしたのかな?



沈黙が続く。


現代ではこんなのなんともないのだが、

この時代では妙に変な感じがしてイヤだ。



「月、キレイですよ。」



私はこの場をどうにかしようと思い、

斎藤さんに月を見ることを進めた。











< 139 / 478 >

この作品をシェア

pagetop