cloud×cloud【完】
「俺も入れてくれないか?」
つんっと鼻につく匂いをまといながら原田さんが、
私と沖田さんの間にギュッと割り込んできた。
うわ…
もっとたちの悪い酔っ払いが出てきたよ…
「なんで僕と桜ちゃんの間に入ってくるのさ?」
すっごい迷惑そうに沖田さんは言った。
「なんだよー、別にいいだろ?」
「別によくない。」
沖田さんはムスっと頬を膨らませている。
2人が言い争う様子はまるで子どものケンカみたいだ。