cloud×cloud【完】
朝ご飯の当番で私はいつもより早くに起きて、台所へ向かった。
当番は私のはずなのに、なぜか台所からトントントンと音が聞こえる。
誰だろう?
私は足取りを早めて急いで台所へと入った
「あっ、ウメ…さん」
そこには忙しく手を動かすウメさんがいた
「あら~、おはようございます。
えっと…?」
「見垣です。」
ウメさんはニッコリと笑って挨拶をしてくれた。
今岡さんの笑顔はこんなのなのだろうなと思った。
笑いかけられたらことが妙に嬉しかった。
きっと今までに今岡さんが笑った姿を見たことがなかったからだろう。