cloud×cloud【完】
「私あと少しで帰っちゃうのに、
甲子太郎さんったら全然相手にしてくれないの。」
そう言って拗ねているウメさんはすごく女性らしくて、可愛いらしかった。
「私、ウメさんと仲良くなりたいな。」
そんな言葉が唐突に口から飛び出した。
その言葉にはウメさんも驚いたようで…
「私には甲子太郎さんがいます。」
「はははっ…違いますよ。そうゆう意味じゃなくて友達になりたいってことです」
私の言ったことを勘違いするウメさんにはつい笑ってしまった。