cloud×cloud【完】
「沖田さん!!助けて!!」
私は恐怖を振り切ってようやく声を出すことが可能になり、
目一杯叫んだ。
ここから遠い部屋にいる沖田さんに届くように…
「沖田さ…むぐっ」
今一度叫ぼうとした時、私は口を押さえつけられた。
「騒ぐんじゃねえよ!!よりにもよってなんで沖田を呼ぶんだよ!」
小声でそう言いながら、足音がしないのを確認して
私の服に手をつけた。
「んー!!」
もう…ダメだ。
そう思った時、目の前に光が差した。