cloud×cloud【完】



「桜が襲われた?」



もともと皺が寄っていた眉間に、

さらに深い皺が刻まれる。


「斎藤…それは本当か?」


「今、総司から回ってきた情報です。」



俺はただありのままの事実を述べる。


「明日の朝すぐにでも集まるように幹部連中を集めてくれ。」


副長はそうとうご立腹のようだ。



確かに今回の出来事は俺も頭にはきている


「了解しました。」


短く返事をして俺は副長室をあとにした。














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