cloud×cloud【完】
「どうしようもない事情、ねえ…。」
何かを探るような眼差しを俺らに向けた。
「ま、新撰組がそうゆう方針なら私は従いますけど。」
俺らを見下し嘲笑う伊東を殴ってやろうかと思い拳に力を込める。
「抑えろ、左之。」と隣にいる新八が言うから仕方なく
俺は握りしめた拳をほどいた。
「でも…これから見垣さんのことを隠し通すのは難しくなりそうですね。」
伊東は手を顎に添えていかにも考えている姿勢をとって言った。