cloud×cloud【完】
「ええっ!?誰と相部屋がいいか私が決めるんですか!?」
朝餉が終わったあと、大事な話があるとかで私は副長室に呼び出された。
どうやら私はここにいるメンバーの誰かと同室になるらしい。
左之さん、斎藤さん、土方さんに沖田さんの中の誰かと…
正直、誰とでもいいんだけど。
「じゃんけんしてくださいよ。
負けた人のところにお世話になることにしますから」
私がそう言うとみんなは頭の上にハテナを浮かべた。
「じゃんけん?」
えっ…
この時代ってじゃんけんもないの?