cloud×cloud【完】
その日は朝から騒がしかった。
「何かあったんですか!?」
私は通りすがりに土方さんを見つけて問い詰めた。
土方さんは顔を曇らせて「邪魔だ。部屋にいろ」と言った。
私は何が起こったのか何も教えてもらえず
土方さんに連れられるまま部屋へと押し込まれた。
「今日は外に出るんじゃねえ…
邪魔だからな。」
土方さんは『邪魔』を強調してもう一度同じような言葉を言った。
邪魔…か…
仲間外れにされた気分で胸がチクリと痛んだ。