cloud×cloud【完】



その日は朝から騒がしかった。



「何かあったんですか!?」



私は通りすがりに土方さんを見つけて問い詰めた。



土方さんは顔を曇らせて「邪魔だ。部屋にいろ」と言った。



私は何が起こったのか何も教えてもらえず

土方さんに連れられるまま部屋へと押し込まれた。



「今日は外に出るんじゃねえ…

邪魔だからな。」



土方さんは『邪魔』を強調してもう一度同じような言葉を言った。



邪魔…か…



仲間外れにされた気分で胸がチクリと痛んだ。














< 202 / 478 >

この作品をシェア

pagetop