cloud×cloud【完】
部屋にいろ、て言われたけど気になるモノはやっぱり気になる。
私はこっそり部屋をでると
沖田さんが自室からでてくるのが見えた。
沖田さんの部屋ここより2つ隣の部屋だ。
…?
あれ、どこかに出かけるのかな?
沖田さんは少し膨らんだ風呂敷を持ち、
服装もいつもの着流しではなかった。
「沖田さんっ」
私は部屋にいないといけない身だとわかりながらも
声をかけられずにはいられなかった。