cloud×cloud【完】



「桜ちゃん…」



沖田さんは一度大きく目を見開いた。


「部屋にいろって言われてたんじゃなかったかな?」



いつも通りの意地悪な微笑み。


だけど―…



「どこに行くんですか?」



何かがいつもと違ってて



「ん?…ちょっと…ね。」



いつもと変わらないんだけど

いつもとぜんぜん違う。



戸惑う沖田さんに私はそんな風に感じた。











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