cloud×cloud【完】



「んじゃあ…指切りしようか。」




沖田さんはニコリと笑い、小指を出した。

それにつられて私も小指を出した。



「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ーます!!」




私の心とは裏腹に沖田さんはなんとも陽気に歌を歌い出した。



「絶対帰ってくるよ。だから…待ってて」



そう言って沖田さんは行ってしまった。















私が山南さんのことについて聞かされたのはその日の午後だった。











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