cloud×cloud【完】
桜ちゃんは僕の腕を強く掴み立ち上がった
「近藤さん、沖田さん体調がすぐれないようなので先に失礼します。」
遠くにいる近藤さんに聞こえるよう大きな声で桜ちゃんは叫んだ。
あーあ…
伝え方って他にもあっただろうに…
わざわざ全隊士に聞こえるように言わなくてもさ
「わ、わかった。気をつけて帰るんだぞ」
さすがにそんな桜ちゃんに近藤さんも困っている様子。
桜ちゃんは自分がした行動の意味がわかってないんだろうな…
僕はハァと長いため息をついた。