cloud×cloud【完】



「今ごろあいつら仲直りしてんのかな…」


つい心の声が表へと出てきてしまった。




「ん?土方さんなんか言ったか?」



隣にいた左之が不思議そうな顔をして尋ねた。




「んや…なんでもねえよ。」




そうだ、なんでもねえ。




なんでもねえんだが、どこかモヤモヤする




心の中からジワジワっと沸いてきて、俺を浸食する。




「はぁ…」




ため息が出た。











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