cloud×cloud【完】
「桜!!」
広間から出ると桜にすばやく声をかけた。
「なんですか?」
俺の声に反応して桜は振り向いた。
「えっと、その…だな。」
そんなかわいい顔で見るんじゃねえよ!!
緊張しちまうだろうが!!
「桜ちゃん」
俺が緊張してひるんでいる間に総司がやってきた。
「一緒に祇園祭に行かない?」
俺がやりたかったことを意図も簡単にやってのけた。
「おい総司!!桜は俺が誘おうとしてたんだよ!!」
「でもまだだったんでしょ?」
…こいつー!!
「でもなぁっ!!」
「二人ともケンカはやめてくださいっ!!三人で行ったらいいじゃないですか。」