cloud×cloud【完】
楽しい。
つい笑顔がこぼれる。
「それはそうと…藤堂組長!!今夜これ…どうですか?」
新八っつぁんがそういいながら手でお猪口を持つ真似をした。
島原にでも呑みに行こう、と俺を誘っている。
「もちろん…お供しますぜ!!」
新八っつぁんの笑いに返すように俺もニカッと笑った。
楽しい、そう思える。
この笑いの絶えない日々に、終わりが来てしまうのだろうか?
俺の正解とみんなの正解が交わらないとき、
俺は一体何を選ぶのだろうか?