cloud×cloud【完】
「痛ってえな…」
私はどうやら誰かにぶつかってしまったらしい。
そこには男三人がいた。
私だけが悪いとは思わないけど…
「あっ…すみません。」
私は立ち上がって服についた砂を払って謝罪した。
こんな場合ってすぐに立ち去るのがベストだよね。
私は早々とその場から立ち去ろうとしたとき、
「頭領、こいつ新撰組の奴ですよ!!」
ふとそんな声が聞こえた。
「なんだと?」
振り返ってみると、そこには先ほどよりも険しい顔をした男達がいた。