cloud×cloud【完】



「てめえに直接恨みはねえけどよ、新撰組にはいつも痛い目にあわされてるからな…」




男はそう言って刀を抜いた。




と言うか私に恨みはないのに、私を斬るのは筋が違っていると思う。





もう、逃げられない。




誰も、助けには来てくれない。



なら自分で守るしかない。




「おっ!!戦う気になったか。」




私はスッと刀を抜いた。



それを見て男は喜びに満ちた怪しい笑みを浮かべた。












< 316 / 478 >

この作品をシェア

pagetop