cloud×cloud【完】
そんなの嫌だ。
みんなともう…逢えなくなるなんて絶対に嫌だ。
私は再び刀を握りなおした。
「おーおー、男何人が一人を囲んで何しとるね?」
どこからか少しかすれた声が聞こえてきた。
「誰だ!!」
そう言われて物陰から2人の男が現れた。
「名乗るほどのもんじゃない。」
男二人のうちの一人がそう言った。
「だったら邪魔すんじゃねえよ!!」
私に刀を向ける男がそう叫んだ時、
パァーンッ
銃声が鳴り響いた。