cloud×cloud【完】



先ほど声を発した男が片手に銃を持っていた。




その銃口からはうっすらと白い煙がでている。





「次は、ここ狙うからのぅ?」




その男は自分のこめかみをトントンと指差した。




「やれるものならやってみろよ!!」



そう言いながら目の前の男が刀を振り上げた時、もうダメだと思った。




この人は殺されてしまうだろう、と思った。
















パァーンッともう一度銃声が鳴り響いた。











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