cloud×cloud【完】



誰が?




きっと誰が定めたわけじゃない。





いつの間にかそうなっていた。




「このご時世、お前はんは何を言うとるんじゃ。」




刺すような視線が痛い。




だって私はこの時代の人じゃないんだもの。





だって私のすぐそばに『死』なんてなかったんだもの。







命の大切さは生きる時代によってこうも変わるのだろうか?





どの時代だって、どこの世界だって、














大切なモノは何も変わりはしないのに













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