cloud×cloud【完】
沖田さんの答えを少し残念に思った
まるで何か期待が外れたように
運命は変えれるのか、と彼に問いた私は何を求めていたのだろうか。
変えてもいいよ、
と許可をしてほしかったのだろうか?
「君は何も心配しなくてもいいよ」
沖田さんは優しくそう言って頭を撫でた。
ああ…そうだ
許可がほしいとかじゃなくて、
変えてほしかったんだ。
未来を、彼らに、
変えてほしかったんだ…。
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