cloud×cloud【完】
誰が仲間になんてなってやるものか、
私はふいっと目をそらした。
「それでは、私のお仲間を紹介します。
皆さん、前に」
伊東さんのその言葉でぞろぞろと隊士たちが前に進み出る。
沖田さんは…座っている。
土方さんも、永倉さんも、左之さんも。
隊長格はみんな残っている。
ほっと胸をなで下ろしたのもつかの間、
私は頭の中が真っ白になった。
「…え?」
前に出た御陵衛士たちの中に見つけてしまった。
大切な、仲間を
「平…助?斎藤さん?」