cloud×cloud【完】
「おい、左之助」
名前を呼ばれた左之さんはザッと立ち上がった。
手に持つ布から滴がパタパタと桶の中へと落下する。
「俺に何か用ですか?」
「あぁ。少し聞きたいことがあるんだ」
声色からしてあまり良いことではなさそうだ
左之さんってばまた何かやらかしたのだろうか?
「わかりました。これ終わったらすぐに行きます」
「おう、副長室に来てくれ。あと…お前も来い」
ビシッと指を差して私を見下ろす
コクンと頷いて再び洗濯を再開した