cloud×cloud【完】
わかる
時代が動いているのが
゙幸ぜが崩れる音がする…―
「だいたい俺が坂本龍馬を暗殺するわけないだろ。なんで俺が疑われるんだよ?」
土方さんは座って、お茶をすすりながらすぐそばにあった刀の鞘を左之さんへと投げた。
「それ、左之助の刀だって証言がでたんだよ」
「はぁっ!?」
左之さんはふぅ、と一息ついて手を後ろにつき態勢を崩した。
そして腰からスッと刀を鞘ごと抜いた。
「ん。鞘、ちゃんとありますよ」
ほら、と見せびらかすように前へと突き出した。
「だいたい…誰がそんなこと言ってんですか?」