cloud×cloud【完】
「局長が殺されるのはやべえな」
左之さんの言葉が深く胸に突き刺さる。
近藤さんの死が何を意味するのか。
「……そうなる前に伊東甲子太郎を、御陵衛士を、潰す」
みんなが頷く中、私は頷けなかった。
「ちょ、ちょっと待って!!伊東さんだって御陵衛士だっで仲間゙じゃないんですか!?それに…」
平助も、と言おうとした時ゾクリと背中に何かが走る。
突き刺すような鋭い視線が私を捉える。
「゙仲間゙だったさ。一応はな」
低い冷たい声。
土方さんのただ一言だけで汗がブワッと湧き出る。
だけど…
「一応って…伊東さんはどうなるの?御陵衛士は?平助…は?潰すって…」
「いい加減にしろ!!もうわかってんだろ!!」
うん、わかってる
わかってるんだよ
だけど、頭が脳が心がそれを受け入れるにはあまりにも大きすぎて