cloud×cloud【完】




ただの直感。ただの私の憶測でしかないが伊東さんは私を狙っている。




憶測でしかないのだけれど何故か確信を持てる。






震えるな、怖がるな、恐れるな、




伊東さんは試すように私を見据える、ただ静かに、じっと。








ザッと砂がこすれる音がした。


それが何かの合図だったかのように、時が動き出す。




月明かりに照らされるいくつかの白銀の光。











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